もう雨漏りは繰り返さない!地震への強さも発揮する防水工事「シームレス工法」
この記事のリンクをコピーしました。
経年劣化や地震が原因でできる、屋上・屋根部分のヒビ割れやめくれ。
そのまま放置することで雨漏りの原因になる可能性があるので、修理や定期的なメンテナンスが必要です。
ところがこんな問題点も…。
- ・業者のすすめる工法にしたのに、雨漏りを繰り返す
- ・何度直してもヒビ割れやめくれができる
- ・修繕やメンテナンスの費用がかさむ
などなど…。
修理やメンテナンスは数十年に一度あるかないかのため、内容的にも、費用的にも防水工事の工法や業者選びに「迷う」「悩む」という方も多くいらっしゃいます。
雨漏りを根本から直すことができ、修理やメンテナンスを繰り返さない、安心・安全な屋根・屋上の環境をぜひ手に入れましょう。
「大きな」ヒビやめくれは、頑丈な建物でも雨漏りや崩落の可能性が!
少しのヒビやスキマでは雨漏りしません
工場や倉庫、ビルやマンション、店舗などの屋上や屋根にヒビ、めくれなどが起きると「雨漏りしてしまうのでは?」と心配になりますよね。コンクリート造の建物においては、多少の雨水が侵入しても排水できる構造となっています。また、構造自体も非常に頑丈です。少しのヒビやスキマができても、すぐに雨漏りしたり建物が崩れたりといった心配はないでしょう。
雨漏りが発生する原理
注意が必要なのが大きなヒビやめくれが発生したときです。
雨漏りする原因となります。
コンクリート造の建物では、屋上などの踏面・床面から見えているヒビの真下で雨漏りすることは、実はあまりありません。ヒビの周囲の壁や踏面・床面のヒビや破れから、その下にある断熱材や防水シート上に雨水が染みていき、やがて水たまりになります。さらにその下の躯体に何らかの亀裂が入るとそこから雨水が下に落ち、雨漏りとして発生します。
漏水が建物内部の鉄筋に達すると錆が発生し、鉄筋が膨張し、接近しているコンクリートを崩します。建物全体がダメージを受けることとなり、崩落してしまうリスクも出てきます。また外壁などのコンクリート片が地上に落下すれば、歩行者に当たるなど人身事故につながることもあり、大きなヒビを放置し続けるのは大変危険です。【膨張して割れた写真参照】
建物に大きなヒビが入るおもな原因は経年劣化と地震です。
まだ雨漏りや崩落の心配のない初期のヒビでも、放置しておくと大きなヒビとなる可能性があります。
雨漏りや建物の崩落を防ぐために、ヒビの補修や定期的なメンテナンスが必要です。
↓ 膨張して割れた屋上
水の動きは予測不能?漏水経路の特定は専門業者でも難しい!
大きなヒビやめくれができると
「その部分のみを補修すれば雨漏りや崩落は防げるのでは?」
と思う方も多いでしょう。
しかし、ヒビやめくれが起きている場所のみを修理する「部分補修」では雨漏りや崩落の原因を完全に直すことは難しいと考えられています。
なぜなら、雨漏りをしている場所である「漏水経路」を特定するのが、非常に困難であるからです。
前述通り、建物内部に雨漏りが発生するのは必ずしも雨漏りの真上からというわけではありません。天井裏があるなど、複雑な構造の建物はさらに漏水経路を特定するのが難しくなります。そのため、「雨漏り修繕の専門業者」を名乗っている業者でも、経験不足や知識不足で経路特定ができないことがあります。
部分補修を依頼したことが間違いではなく、他にも元々あった漏水経路を見抜けず残っていた場合、例えば「部分補修した水下側で新たな雨漏りが出てきた=雨漏りが結局直らない」などということになり、さらに補修を繰り返すことで、コストがかさみ、継ぎはぎだらけの悪い見た目に…
「雨漏りを完全に直したい」「繰り返す雨漏りを何とかしたい」
とお困りの方は、部分補修ではなく「全面補修」がおすすめです。
雨漏りを完全に防ぐには、建物の「動き」を防ぐこと
とはいえ、全面補修をしただけでは長期間的には雨漏りを防ぐことができません。雨漏りの原因となる大きなヒビやめくれを防ぐには、建物の「動き」にも対応させることが求められるからです。
建物が「動く」ことを引き起こす原因のひとつが、経年劣化です。建物は表面上固定されているように見えますが、実は直射日光が当たることで建物に使われている物質が膨張、収縮を繰り返し、動いているのです。
部分補修や従来の雨漏り工事の懸念点
部分補修や従来のロール状の防水シートを使った全面補修ではどうしてもシートを貼り合わせるときに継ぎ目が発生します。この継ぎ目に使われる接着剤を含め、防水材、躯体、伸縮目地、金物など天井や屋上には様々な物質が使われています。
物質には直射日光に当たると膨張・収縮する性質があります。直射日光が天井に当たり続けることで膨張しますが、どのくらい膨張するかの「膨張率」は物質によって異なります。
各物質(=各建材)の膨張率は当然違います。たとえば防水シートの接着剤は柔らかい素材のため、最初はほかの物質が膨張しても、密着して一緒に動きます。
ところが経年劣化や露出により継ぎ目の接着剤は相対的に早く硬化するのが特徴です。
硬化した接着剤はほかの物質と一緒に動く力が弱くなり、さらに膨張・収縮に耐えられなくなると継ぎ目が口を開いたり、シートが浮いたり、亀裂が入ったりします。
その結果、継ぎ目周辺から雨水が侵入しやすいことになるのです。
接着剤は劣化スパンが短いため、修繕や修理を繰り返すことになるでしょう。
接着剤の他、一般的には3メートルスパンの碁盤目に打設されている伸縮目地も長期的には硬化したり、押さえ金物が日射で反り返ったまま硬化したりして雨水の侵入口になることにも注目です。
↓ 継ぎはぎだらけの補修跡
雨漏り工事の新定番!シームレス工法
この経年劣化による動きを防ぎ、雨漏りを根本から解決できるのが弊社の「シームレス工法」です。
シームレス工法は、ウレタンの防水塗膜を継ぎ目なく密着させて施工します。密着性と柔軟性、耐久性の高い液状の防水塗膜が屋根や屋上全体に広がり、塗布後は約1分で硬化します。
建物の屋根や天井全体をゴムでパックする工法、と言えばイメージしやすいかもしれません。
シームレス工法は二層の防水構造を採用。
下層は防水性とともに強力な粘着力と柔軟性を発揮し、地震発生時も建物の動きに合わせて伸縮します。
上層には1-2mmの厚い防水膜を採用し、同じく破れへの強さを発揮します。
さらに、ふたつの防水層の上には、紫外線などから守るトップコートを塗布しました。
シームレス工法は、建物の動きへの強さを発揮するために上下層の伸長力に微妙な変化を付けています。
まず滅多に起こらない想定ではありますが、二層が同じ力の場合、建物の動きに耐えきれなくなると上層、下層の塗膜が一緒に破れる恐れがあります。二層の伸縮力に差のある弊社のシームレス工法では、動きに塗膜が耐え切れなくなっても、上層にだけ亀裂が入り、下層には入りません。上層のみ塗り足せば復元できるため、スピーディかつコストも抑えて補修ができます。
継ぎ目の発生しないシームレス工法は、定期的なメンテナンスも不要。
メンテナンスにかかるトータルコストを抑えられます。
また、全面補修によって漏水経路を特定できない雨漏りや、複数個所の雨漏りも根本から解決。繰り返す修繕費用も抑えられます。
↓ 強力な粘着力と柔軟性によってクラック発生時も防水層が破断しません。
地震による「動き」もシームレス工法なら耐えられる
雨漏りを引き起こす建物の動きの、もうひとつの原因となるのが「地震」です。
地震は経年劣化よりも、より多くの動きを建物に与えます。
シームレス工法は経年劣化だけでなく、地震への強さも発揮します。地震によって建物に強い力やストレスがかかり、早いスピードで動かされるとそれぞれが膨張し、ヒビや割れが生じます。特に高層ビルは大きな地震が発生すると数十秒揺れが続く長周期地震動が発生するため、それだけ天井や屋上にかかるストレスも大きくなります。
二層構造のシームレス工法は、経年劣化だけでなく地震による建物の動きにも強さを発揮します。
宮城県・福島県で2022年3月16日の深夜に2分間の間に二度生じた震度6強の地震でも、弊社のシームレス工法を施工した宮城県の工場の天井部分は、下層はもちろん上層にもヒビ割れなどの被害は出ませんでした。
施工をしたお客様から「地震後何も施工していない一部壁はズレたが、シームレス施工した壁はズレや被害もなかった。厚塗りをしておいてもらったせいか配管周りの割れもなかった。」とご報告をいただきました。
弊社の営業担当者も現地を視察し、目視で確認しましたが、シームレス施工の壁に被害はありませんでした。6月に入り東北地方も梅雨入りしましたが、その後も雨漏りなどのご報告も受けていません。
↓シームレス施工後の屋根
「それでも、施工後すぐに雨漏りが発生する可能性はない?」と不安になりますよね。
弊社では、シームレス工法では屋根・屋上の防水全面工法に最長20年間の「雨漏り保証」をお付けしています。(駐車場または金属屋根は15年)
万が一保証期間内に雨漏りが発生した場合には無償で再発防止の改善工事を行います。
自社施工による高品質に自信があるからこそ、長期間の保証をお付けしております。
繰り返す雨漏りの根本解決、修繕やメンテナンスのコストカット、さらに地震への強さも発揮する「シームレス工法」。建物の天井・屋上でのさまざまな悩みを解決できる画期的な防水工事の工法です。ぜひご検討ください。