アスファルトの劣化の原因とデメリットとは?コスパや耐久性の高いアスファルト舗装工事を解説!

アスファルト劣化の原因とデメリットとは?コスパや耐久性の高いアスファルト舗装工事を解説!

日常生活でよく見るアスファルトですが、ヒビ割れや破損、凹み、穴あきなどのあらゆる劣化症状が見られます。
アスファルトの劣化にはさまざまな原因があり、そのまま放置しておくことで二次被害やデメリットも発生します。
安全性が高く綺麗な状態を長く保つために、耐久性の高い舗装工事をすることがポイントになります。
そこで、本記事ではアスファルトの劣化原因やデメリット、劣化対策についてご紹介します。

アスファルトが劣化する主な原因と症状とは?

ひび割れたアスファルトの画像

アスファルトの劣化には、さまざまな原因が考えられます。
自然環境やその場所の用途による影響が大きく、原因を知っておくことは劣化対策のために大切です。
どのような原因で劣化してしまうのか、代表的な原因と症状について解説します。

経年劣化と耐久性

アスファルトが劣化する原因で一番多いのが、経年劣化と耐久性の問題です。
交通量の多さや日射熱などの温度変化、雨、雪、紫外線、設計以上の荷重など、日常のさまざまな影響を受けます。
経年劣化や耐久性の低下、水分の浸透によって、アスファルト下の路床や路盤が柔らかく不安定になりヒビ割れなどの症状が発生します。
交通量の多い道路や駐車場では、車の荷重や日射熱による軟化によって、ヒビ割れやわだち、凹みなどの症状が現れます。

地震などの自然災害

自然災害も、アスファルトの劣化に大きな影響を及ぼします。
特に、日本各地では地震が発生することが多く、アスファルトに与える影響は大きいです。
大きな地震が発生すると、亀裂が入り、大きくヒビ割れることや陥没することもあります。

地下の水漏れや埋設管の錆の影響

地面の下には、雨水や地下水などを通す管が埋設されている場合があります。
管が錆や劣化の影響で水漏れを起こすと、アスファルトに致命的なダメージを与えます。
劣化やヒビ割れだけでなく、陥没や地盤沈下を引き起こしてしまう原因となります。

アスファルトの劣化を放置するデメリット

アスファルトの水たまりの画像

アスファルトの劣化は自然現象や日常の生活によって生まれることが多く、早めに補修の対応が必要です。
しかし、「これくらいのヒビ割れなら・・・」「特に支障はないから・・・」と放置してしまう企業もあります。
アスファルトの劣化症状を放置することで、さらなるデメリットが発生することを忘れてはいけません。
ここでは、放置することで起きるデメリットについて解説します。

劣化症状が酷くなる

アスファルトのヒビ割れや凹みなど、「まだ大丈夫だろう」と放置していると、当然ですが劣化が早く進行します。
ヒビ割れがあれば、その隙間から雨水が入ってアスファルト内部にダメージを与えます。
小さなヒビだったものが大きな亀裂となり、アスファルトの凹みや穴あきを起こす可能性も出てくるでしょう。
経年劣化は抑えることができませんが、小さな劣化の段階で対応することで劣化の進行を止めることが可能です。

安全面が低下する

アスファルトの劣化が進行し、段差や水たまり、凹み、穴あき、こぶなどの症状が出てくると安全面にも影響があります。
車やバイク、自転車で走行する際は、ハンドルを取られてしまうことも珍しくありません。
また、高齢者や子どもが通る場所では、つまずきの原因となり安全性に欠けていると言えるでしょう。

景観が悪化する

アスファルトに亀裂が入り凸凹した状態は、景観を損ねます。
企業、店舗などにとって、外からの景観はブランドイメージにも関わる重要な要素です。ヒビ割れが目立つだけで、古さや汚れた印象を与え、信頼感の低下や集客への悪影響につながる可能性があります。
さらに、ヒビの部分から水が浸入すると、藻や苔が発生しやすくなります。
決して綺麗な景観とは言えないため、早めの対策が必要になります。

舗装工事費用が高くなる

アスファルトの劣化をそのまま放置していると、症状は大きくなる一方です。
当初は一部の補修で済んだものでも、劣化が進行して症状が広がってしまうことで広範囲の補修作業が必要になります。
工事費用も高くなり、結果的にマイナス要素が大きいです。
アスファルトの劣化は防げませんが、小さな劣化の段階から対策をすることで長持ちさせることができます。
長期的なコストを見ても、コツコツと補修しておくことがおすすめです。

コスパ良し!高耐久!劣化対策のアスファルト舗装工事4種

アスファルトの劣化を抑える対策として、耐久性の高い舗装工事が人気を集めています。
高耐久のアスファルトにすることで、劣化症状を改善して長持ちさせることが可能です。
劣化のスピードを遅らせてランニングコストを軽減することで、コスパ良く、綺麗で安全なアスファルトの状態を維持できます。
ここでは、アスファルトの劣化対策に有効な4つの舗装工法を解説します。

オーバーレイ工法

オーバーレイ舗装の画像

オーバーレイ工法は、コストも低く工期が短い特徴があり、多く使われる工法の1つです。
オーバーレイ工法とは、簡単に言うと現在のアスファルトの上に新しい舗装をする工法になります。
シンプルな工法で、特別な重機や機材が必要ないため、比較的安価で早く対策が可能です。
ヒビ割れ対策に有効ですが、劣化し過ぎている場合にはオーバーレイ工法だけで対応できないケースもあるので注意しましょう。
また、路床や路盤の修繕や強度回復にはなりません。

半たわみ性舗装

半たわみ性舗装の画像

半たわみ性舗装は、アスファルトとコンクリートの特性を掛け合わせた高耐久の工法です。
柔軟なたわみ性と剛性を兼ね備えており、車がよく通る場所や工場のようにトラックやフォークリフトなどがよく通る場所に向いています。
凹みによって運転のハンドルが取られることや、フォークリフトでバランスを崩して荷物が落ちてしまう経験はありませんか?
通常のアスファルトでは、車やトラックなどの荷重や日射熱による軟化によって、凹みやゆがみが出やすいです。
半たわみ性舗装では、コンクリートの強度・耐久性を活かすことで、より強固な道路補強が可能になります。

開粒性舗装(透水性舗装)

開粒性舗装(透水性舗装)

車道や駐車場、公園などで、水はけが悪くなり、水たまりができているのを見たことはあるでしょう。
通常のアスファルトは、水を地面に浸透させないようになっています。
しかし、開粒性舗装は通常のアスファルトとは反対に、水を地面に浸透させる構造です。
開粒性舗装は水たまりを減らすだけでなく、大雨時の排水負担を軽減し、河川や下水道のオーバーフローを防ぐ効果もあります。
ただし砂や小石などによる目詰まりで浸透しにくくなることがあります。

遮熱性舗装

遮熱性舗装の画像

温暖化の影響もあり、夏場は日本各地で熱中症の危険を伴う暑さがあります。
遮熱性舗装は、アスファルトに舗装することによって路面温度を最大15℃も下げる特殊な工法です。
日射反射率が高いため、暑さの原因である日射エネルギーを抑え、温度の上昇を防ぎます。
人が集まる商業施設や店舗の駐車場、多くの人が働く工場などで安全性を高める最適な舗装方法です。
また、暑さに弱いアスファルトにとっても、遮熱性舗装は熱によるダメージを軽減するメリットがあります。
利用者の快適性を高めるとともに、アスファルトの耐久性向上にもつながるメリットの多い工法です。

劣化を軽減するシロキコーポレーションのアスファルト舗装工事についてはこちら↓

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まとめ

本記事では、アスファルトの劣化や対策する舗装工法について解説しました。
アスファルトの劣化は、自然環境の影響を受けるため完全に防ぐことはできません。
しかし、劣化した状態をそのまま放置してしまうと、危険を及ぼす可能性もあり、早めの対策がおすすめです。
舗装工法は、それぞれの特徴を踏まえた最適な工法を選ぶことで、快適な状態をより長く維持でき、コストを抑えることもできます。

シロキコーポレーションでは、お客様のご要望や悩みに合わせて最適な工法のご提案が可能です。
アスファルト舗装工事をご検討の際は、ぜひシロキコーポレーションまでお問い合わせください。

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