改修工事の施工管理とは?工場・店舗・学校・マンションなど多様な現場に携わる仕事内容とやりがい
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<この記事の要点>
- 改修工事の施工管理は、既存建物の調査から始まり、建物を使いながら工事を進める点が新築工事と大きく異なる
- 工場・倉庫は操業、店舗は営業時間、学校は児童・生徒の安全、マンションは居住者の生活など、建物ごとに配慮すべき点が変わる
- 遮熱塗装・防水工事・カバー工法・外壁工事・舗装工事など、ひとつの現場で複数の工事を組み合わせて管理することも多い
- 多様な建物の現場を経験することで、調査力・提案力・調整力が身につき、施工管理技士の資格取得にもつながる
- シロキコーポレーションは創業100年以上の建築材料メーカーであり建設会社として、自社製品による責任施工で建物改修を行っている
建設業界で施工管理の仕事を考えるとき、多くの方がまず思い浮かべるのは、更地から建物を建てる新築工事かもしれません。しかし、すでに使われている建物を直し、性能を高める「改修工事」にも、新築とは違った施工管理の難しさと面白さがあります。
本記事では、改修工事の施工管理とはどのような仕事なのかを、新築工事との違いや、工場・倉庫、店舗、学校、マンションといった建物ごとの現場の特徴とともに解説します。
あわせて、遮熱塗料ミラクールや防水工事のシームレス工法など、自社の製品と工法で建物改修を手がけるシロキコーポレーションの現場から、この仕事のやりがいと身につくスキルをご紹介します。
改修工事の施工管理とは?新築工事との違い

施工管理とは、工事が計画どおりに、安全に、決められた品質と予算で完成するように、現場全体を管理する仕事です。職人さんに作業を指示するだけでなく、工程・品質・安全・原価の「4大管理」を軸に、発注者や協力会社との調整、書類の作成なども担います。
改修工事の施工管理も、この基本は新築工事と同じです。ただし、すでにある建物を対象にするため、次のような違いがあります。
既存建物の調査から仕事が始まる
改修工事は、建物の劣化状況を調べるところからスタートします。屋根のサビや穴、防水層のひび割れ、外壁の塗膜の劣化など、建物の状態によって適した工法や材料は変わります。現地調査の結果をもとに、お客様の課題や予算に合った改修方法を考えるのも、改修工事ならではの仕事です。
建物を使いながら工事を進める
新築工事では、完成するまで建物は使われません。一方、改修工事の多くは、工場が稼働し、店舗が営業し、人が暮らしている建物で行われます。建物を利用している方々の安全と日常を守りながら工事を進めるため、工程の組み方や安全対策に細やかな配慮が求められます。
図面どおりにいかない現場に対応する
長年使われてきた建物では、図面が残っていなかったり、過去の補修によって図面と実際の状態が違っていたりすることも少なくありません。工事を始めてから想定外の劣化が見つかることもあり、その場で状況を判断し、お客様に説明して対応を決める力が必要になります。
工期が短く、さまざまな現場を経験できる
改修工事は、新築工事に比べて1件あたりの工期が短いのも特徴です。たとえば屋根の塗装工事であれば、1,000㎡でおよそ1週間〜10日、5,000㎡でも1か月半ほどが目安です(防水工事やカバー工法は工事内容によって異なります)。一つひとつの現場で着工から完成までをひととおり経験しながら、次の現場へと経験を積み重ねていけます。
シロキコーポレーションの施工管理は、巡回管理が基本です。施工は協力会社に委託し、当社の施工管理者が複数の現場を回りながら工程や品質、安全を管理するため、数件の現場を並行して担当することもあります。なお、建設業法の定めにより技術者の常駐が必要な現場では、その現場の管理に専念します。
現場は通勤できる範囲で割り当てるため、原則として宿泊を伴う出張はありません。片道2時間を超えるような現場で宿泊することもありますが、月に1度あるかないかの頻度です。
携わる建物の種類と、それぞれの現場の特徴

改修工事の現場は、建物の種類によって求められる配慮が大きく変わります。シロキコーポレーションが手がける主な建物と、それぞれの現場の特徴をご紹介します。
工場・倉庫|操業を止めないための工程調整
工場や倉庫の改修では、生産ラインや物流への影響をできるだけ抑えることが最優先です。
作業エリアを区切りながら工事を進めたり、資材の搬入やクレーン作業の時間をお客様の操業スケジュールに合わせたりと、工程表づくりの段階から綿密な調整を行います。
床の塗装工事など操業を止める必要がある工事は、お正月やお盆、ゴールデンウィークといった長期休業に合わせて計画することもあります。
店舗|営業時間とお客様への配慮
ホームセンターやスーパーなどの店舗では、営業時間や定休日を踏まえた工程調整が欠かせません。
来店されるお客様の動線を確保し、作業エリアとの区切りを明確にすることで、安全に営業を続けていただけるようにします。
実際に、店舗の暑さ対策として遮熱塗料ミラクールを導入されたお客様からは、光熱費の節約に加えて、スタッフの方々から暑さが和らいで働きやすくなったという声もいただいています。
導入事例インタビュー:株式会社カンセキ様(遮熱塗料ミラクール)はこちら↓
https://kankyo-shiroki.com/ownedmedia/2023/01/12/post-328/
学校|児童・生徒の安全確保と長期休暇の活用
学校の改修では、児童・生徒の安全確保が何よりも重要です。授業や部活動への影響が少ない夏休みなどの長期休暇に合わせて工期を組んだり、登下校や校内の動線と作業エリアを分けたりといった配慮を行います。
体育館は災害時の避難所としても使われるため、暑さ対策としての遮熱塗装や断熱工事、屋根のカバー工法など、地域の安全にも関わる工事に携われるのも学校の現場ならではです。
マンション|居住者の生活への配慮
マンションの改修では、そこで暮らす居住者の方々への配慮が欠かせません。
工事の内容や日程を事前に掲示や配布物でお知らせし、塗装のにおいや作業音、ベランダの使用制限など、生活への影響をできるだけ抑える工夫をします。管理組合や管理会社との打ち合わせも多く、丁寧なコミュニケーション力が求められる現場です。
扱う工事の種類

※暑さ対策として遮熱塗料「ミラクール」を塗装した現場の写真です
シロキコーポレーションの改修工事では、主に次のような工事を扱います。
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遮熱塗装
屋根用の遮熱塗料「ミラクール」、外壁用の「ミラクールウォール」で、太陽光の熱を反射して建物の温度上昇を抑える
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防水工事
ウレタンの防水塗膜を継ぎ目なく密着させる「シームレス工法」で、繰り返す雨漏りを根本から解決する
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カバー工法
スレートや錆びた屋根・外壁に新しい鋼板を被せる「リリーフ工法」で、雨漏りの改善や断熱性・防音性の向上を図る
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外壁工事
外壁の塗り替えや補修で、建物の美観と耐久性を回復させる
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舗装工事
駐車場や敷地内道路のアスファルト舗装工事に加え、アスファルト舗装用の遮熱塗装「ミラクールロード」で路面の温度上昇を抑える
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空調工事
地中熱を利用したスポットエアコン「アースクール空調システムeco」の設置など
屋根の遮熱塗装と防水工事、外壁の塗り替えを同時に行うなど、ひとつの現場で複数の工事を組み合わせることも少なくありません。工事ごとに必要な工程や職人さんが異なるため、全体の段取りを組み立てる施工管理の役割が大きくなります。
こうした改修工事の現場で求められる工程・品質・安全の管理は、施工管理の基本そのものです。建築施工管理技士として現場を管理してきた経験はもちろん活かせますし、アースクールの設置や、エアコンなどの空調機器工事といった設備に関わる工事では、管工事施工管理技士としての知識と経験が活きます。
工程・品質・安全・原価の4大管理と、改修現場ならではの工夫

工程管理|建物の利用状況に合わせて計画する
改修工事の工程管理では、工事そのものの手順に加えて、お客様の操業・営業・授業・生活のスケジュールを踏まえることが欠かせません。
塗装や防水の工事は天候の影響も受けやすいため、雨天時の予備日を見込みながら、工期内に仕上げる計画を立てます。
品質管理|下地処理と天候の見極め
塗装や防水の仕上がりは、古い塗膜やサビを取り除く下地処理の出来に大きく左右されます。
また、気温や湿度によって塗料の乾燥時間が変わるため、その日の天候を見極めて作業の可否を判断することも重要です。工程ごとに写真で記録を残し、見えなくなる部分の品質も確実に管理します。
シロキコーポレーションは塗料・防水材のメーカーでもあるため、自社製品の特性や施工条件をよく理解したうえで品質を管理できるのも強みです。
安全管理|作業員と建物利用者の両方を守る
屋根の上での作業が多い改修工事では、墜落や踏み抜きを防ぐ対策が欠かせません。さらに、建物を利用している従業員の方やお客様、児童・生徒、居住者といった第三者の安全も守る必要があります。作業エリアの区画や誘導、作業内容の周知など、新築工事以上に周囲への目配りが求められます。
原価管理|調査の精度が利益を左右する
改修工事では、工事を始めてから想定外の劣化が見つかることもあります。
事前の現地調査の精度を高めて正確な見積もりにつなげることや、追加工事が必要になったときにお客様へ丁寧に説明し、合意を得ながら進めることが、適切な原価管理につながります。
多様な現場だからこそのやりがいと、身につくスキル

建物の課題を解決し、直接感謝される
「工場が暑くて作業がつらい」「雨漏りが何度補修しても直らない」といった建物の悩みを、改修工事で解決するのがこの仕事です。
工事を終えたあと、お客様から「涼しくなった」「安心して使えるようになった」と声をかけていただけることは、改修工事の施工管理ならではの大きなやりがいです。
さまざまな建物で経験の幅が広がる
工場・倉庫、店舗、学校、マンションと、建物ごとに求められる配慮や工夫は異なります。ひとつの建物の種類に偏らず、多様な現場を経験できることで、どんな現場にも対応できる応用力が身につきます。
調査力・提案力・調整力が鍛えられる
既存建物の状態を見極める調査力、お客様の課題と予算に合った工法を考える提案力、お客様や協力会社、建物の利用者と円滑に工事を進める調整力。改修工事の現場では、施工管理に必要なこれらの力が総合的に鍛えられます。
なかでも大切なのが、お客様とのコミュニケーションです。建設工事は、お客様が建築に詳しくない場合も多いため、「分かっていただけているはず」と思い込まず、工事の内容や範囲を丁寧に伝えることが欠かせません。
施工管理技士の資格取得につながる
改修工事の現場で積んだ経験は、建築施工管理技士などの国家資格を取得するための実務経験にもなります。
施工管理技士の資格を取得すると、より規模の大きな工事で技術面の責任者を任されるようになり、施工管理としてのキャリアの幅が広がります。
日々の現場での経験が、そのまま次のステップにつながっていくのも、この仕事の魅力です。二級建築施工管理技士保有者が働きながら一級取得を目指すことは多く、幅を広げ、土木工事、管工事、電気工事の施工管理技士などの追加取得を目指すことも可能です。
シロキコーポレーションで働くことの魅力

建築材料メーカーであり建設会社でもある、責任施工の会社
シロキコーポレーションは、大正11年の創業から100年以上の歴史を持つ会社です。建築材料メーカーでありながら建設会社でもあり、自社で製造した製品を、自社による責任施工で建物改修に活かしています。製品の製造から施工までを自社で手がけているからこそ、材料の知識と施工管理の技術の両方を身につけられる環境があります。
年間1,100件の施工実績
工場・倉庫、店舗、学校などの公共施設まで、年間1,100件の施工実績があります。施工エリアは全国にわたり(札幌市近郊以外の北海道各地、沖縄、島しょ部を除く)、さまざまな地域・建物で改修工事に携わることで、施工管理としての経験を着実に積み重ねられます。
資格保有者が多数在籍し、資格取得を支援
シロキコーポレーションには、1級建築施工管理技士15名、2級建築施工管理技士10名をはじめ、1級土木施工管理技士や2級管工事施工管理技士、電気工事施工管理技士など、多くの資格保有者が在籍しています(2026年1月1日現在)。
資格取得の支援として、初回の受検費用と、当社指定の講習の受講費用は会社が負担します。また、1級・2級の建築施工管理技士の資格保有者には資格手当を支給しています。工事部員は基本的に定時で仕事を終えられることが多く、勉強時間を確保しながら資格取得を目指している社員も多くいます。
現場で働く社員の声
東日本工事部長 佐藤 隆道(2018年 中途入社)
工事が終わったあと、お客様から「きれいになった」、ミラクールを塗ったあとには「涼しくなった」と喜んでいただけたときにやりがいを感じます。改修工事は、困っていたことが解消されるなど仕事の結果が目に見えてすぐに分かり、お客様から感謝されるのが魅力です。
経験したことのない工事で問題が起きたときも、一人で考え込まずに社員全員に相談し、経験のある人から対処法を教えてもらって乗り越えてきました。同じ建設業でも異なる業種から入社される方もいますが、先輩社員が親切丁寧に指導しますので、安心して来てほしいと思います。
先輩インタビュー:東日本工事部長 佐藤 隆道はこちら↓
https://kankyo-shiroki.com/recruit/interview/interview-03/
シロキコーポレーションの施工事例を見るはこちら↓
https://kankyo-shiroki.com/works/
シロキコーポレーションで施工管理として働きませんか
シロキコーポレーションでは、現在、次のような方を即戦力として特に募集しています。
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関東(特に千葉)・近畿・愛知/三重/岐阜エリアで働ける、1級建築施工管理技士の方
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第一種電気工事士の免状をお持ちの方
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実務経験3年以上で、第二種電気工事士の免状をお持ちの方
2級建築施工管理技士の方のご応募もお待ちしています。入社後は、働きながら1級の取得を目指していただけます。
工場・倉庫、店舗、学校など、さまざまな建物の改修工事を通じて、建物を利用する人の環境を守り、建物を長く使い続けられるようにする仕事です。施工管理として経験を積みたい方、自分の仕事で人に喜ばれたい方は、ぜひ採用ページをご覧ください。
まとめ|改修工事の施工管理は、建物と人の「今」を守る仕事
改修工事の施工管理は、すでに使われている建物の状態を見極め、そこで働き、学び、暮らす人の日常を守りながら工事を進める仕事です。
1件あたりの工期が比較的短く、さまざまな種類の建物で着工から完成までを繰り返し経験できるため、施工管理としての実力を着実に伸ばしていけます。
シロキコーポレーションでは、建築材料メーカーとしての製品知識を活かしながら、遮熱塗装・防水工事・カバー工法・外壁工事・舗装工事などの改修工事に携われます。現場での経験は、施工管理技士の資格取得にもつながります。改修工事の施工管理に興味をお持ちの方は、ぜひシロキコーポレーションの採用情報をご覧ください。
よくある質問
Q. 改修工事の施工管理と新築工事の施工管理は何が違いますか?
A. 改修工事は既存建物の調査から始まり、多くの場合、建物を使いながら工事を進める点が大きな違いです。
Q. 新築工事の施工管理経験しかなくても、改修工事の施工管理はできますか?
A. 工程・品質・安全・原価を管理するという施工管理の基本は、新築工事も改修工事も同じです。新築工事で培った経験はそのまま活かせます。既存建物の調査や、建物を利用している方への配慮など、改修工事ならではのポイントは現場で経験を積みながら身につけていけます。
Q. 施工管理の資格がなくても応募できますか?
A. シロキコーポレーションでは、施工管理技士の資格をお持ちの方に加えて、これから資格取得を目指す方も募集しています。改修工事の現場での経験は、資格取得に必要な実務経験にもつながります。
Q. 改修工事の工期はどのくらいですか?
A. 工事の内容や規模によって異なりますが、たとえば屋根の塗装工事であれば、1,000㎡でおよそ1週間〜10日、5,000㎡で1か月半ほどが目安です。防水工事やカバー工法は工事内容によって異なります。
<この記事のまとめ>
- 改修工事の施工管理は、既存建物の調査から始まり、建物を使いながら工事を進める点が新築工事と異なる。
- 工場・倉庫、店舗、学校、マンションなど、建物ごとに配慮すべき点が変わるため、幅広い対応力が身につく。
- 改修工事は1件あたりの工期が比較的短く、巡回管理で複数の現場を経験しながら実力を伸ばせる。
- 遮熱塗装・防水工事・カバー工法・外壁工事・舗装工事・空調工事など、建築・管工事の施工管理技士の経験を活かせる工事が幅広い。
- シロキコーポレーションでは、資格取得の支援を受けながら、働きながら1級や他分野の施工管理技士の取得を目指せる。
この記事の監修者

竹下 秀和
シロキコーポレーション株式会社 営業支援部 部長/株式会社ミラクール 代表取締役社長
保有資格:2級建築施工管理技士/宅地建物取引士/2級ファイナンシャル・プランニング技能士
1994年、駒澤大学卒業後、シロキグループに入社。製紙会社の代理店営業を10年担当したのち、株式会社ミラクールの設立に管理部門担当として参画。以降、20年にわたり遮熱塗料「ミラクール」の販売に携わるほか、スーパーマーケット店舗の改修工事営業や、防水工事・アスファルト舗装工事の受注開拓にも取り組む。本社管理部門、新商材開拓、WEBマーケティングなどを経て、現在はシロキコーポレーション株式会社 営業支援部長として新事業・新工事品種の開拓、広告宣伝、法務を担当。2025年より株式会社ミラクール 代表取締役社長を兼務。
読者の皆さまへ
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