車や建物の屋根・外壁の雨シミ・黒スジ汚れの原因は「撥水性」!親水性塗料で汚れ対策を
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「せっかく車を洗車したのに、雨が降ったら雨だれやシミの跡が付いている」
「リフォームしたのに建物の外壁や屋根にスジ状の汚れが付いている」
きれいにしたはずの車や建物の外壁・屋根に雨シミや黒スジ汚れが付くと、汚い、みすぼらしい印象になってしまいます。
今回は車や建物の屋根・外壁に雨シミと黒スジが付く原因と撥水性塗料・親水性塗料の違い、おすすめの雨シミ・黒スジ防止対策をご紹介します。
車や建物の屋根のなかなか落ちない汚れにお悩みの方や、洗車やクリーニングの手間を省きたい方は、ぜひ参考にしてください。
雨シミ・黒スジ汚れの原因は撥水性にあり
「撥水性」とは、名前の通り水を弾く性質です。
一般的な塗料は撥水性と明記されているものと、されていないものがあります。ところが撥水性という表記がなくても、傾向として塗装直後は撥水性を発揮する塗料が多いです。
撥水性を持つ塗料やコーティング剤は、雨を弾き、表面に水が残らないようにします。 一見すると「水を弾くから、汚れも付かないのでは?」と汚れに強いイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
ところが、実はこの塗料の持つ「撥水性」が、車や建物の屋根・外壁の雨シミ・黒スジ汚れの原因となっています。
雨シミや黒スジ汚れが発生するしくみ
雨シミや黒スジ汚れが発生する流れは以下のとおりです。
- ①塗料やコーティングを塗装して塗膜が撥水性になる
- ②塗装したところに異物(ほこり、花粉、ガス、油分、水に含まれるミネラルなど)が付着する
- ③雨が降ると塗料の撥水性により、付着した雨が玉状になる
- ④玉状の雨が汚れを弾き、水玉の外側に異物が残る
- ⑤落ち切らなかった異物がスジ状、または点々のシミ状となり塗装面に汚れとして残る
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このように撥水性の場合、雨が降って付着した水が玉状になり、汚れは弾かれて点在し、塗装面にほこりや花粉などの異物が残ってしまいます。
その結果、異物が雨シミや黒スジ汚れになってしまうのです。
雨シミは水が流れ落ちにくい屋根や車のルーフ・ボンネットに、黒スジは水が流れ落ちやすいドア部分や外壁にできやすくなっています。
雨シミや黒スジを放置すると起きる4つのデメリット
撥水性の塗料の上にできた雨シミや黒スジ汚れを見つけたら、すぐに落とさなければいけません。そのまま放置すると、以下のような不具合が発生します。
1. セルフクリーニングが難しくなる
雨シミや黒スジはできたばかりなら、洗えば自分で落とせます。
ところがそのまま放置すると、頑固な汚れとして沈着することがあります。
自分では落とせなくなるため、高い費用を払ってプロのクリーニングや清掃を依頼しなければいけません。
2. 車や建物に傷が付く
雨シミや黒スジを放置すると原因となっている異物が塊となります。汚れとして落としきれないだけでなく、塗装面を傷つけてしまうことも。
特に水が流れ落ちにくい場所にできた雨シミは、放置すると徐々にくぼみのあるクレーター状になります。くぼみのなかに雨水がたまると、レンズ状になり太陽光を吸収してしまいます。 その結果塗料の表面温度が上がり、ひび割れができてしまうのです。
汚れなら落とせるものの、傷ができると塗装や修理などが必要となります。
3. 遮熱性能が落ちる
遮熱性能とは太陽光を反射させる性能です。
遮熱性能を発揮する「遮熱塗料」は、屋根や外壁に塗ることで太陽光を反射し、屋根や外壁に熱を伝えない=建物内部が熱くなるのを防ぐために使われています。
雨シミや黒スジ汚れは、遮熱塗料の塗膜にもできます。 遮熱塗料のうえに雨シミや黒スジ汚れができてしまうと、遮熱性能が落ちてしまいます。 遮熱性能は白色の方が反射率が高いため、雨シミや黒スジによって汚れが付いた外壁や屋根は、反射率が下がり遮熱性能が落ちてしまうのです。
遮熱性能が落ちると建物内の冷房効率が悪くなるだけでなく、温度上昇による建物内部の物質(食品、機器など)への不具合などが発生する可能性が高くなります。
遮熱塗料に限らず、冷蔵倉庫、冷蔵コンテナ、タンクなどによく塗られている一般的な白色塗料においても同じ現象が生じます。
白色は、太陽光に含まれる熱源である可視光線量域を大きく反射している色であり、内部温度を上げたくないものに塗布されますが、これらも汚れてしまうと遮熱性能が落ちます。
※「遮熱塗料」は太陽光に含まれるもう一つの熱源である近赤外線領域を反射し、さらに遮熱性能を上げています。
4. 美観が損なわれる
雨シミや黒スジができると、建物などの美観を損ねてしまいます。
企業の事業所や工場の屋根や外壁が汚れていると、「建物が古い」「みすぼらしい」という印象を与えかねません。
企業イメージにも悪影響を及ぼします。
汚れ対策には「親水性」の塗料がおすすめ!
雨シミや黒スジを放置するとさまざまな問題が発生します。とはいえ、「汚れが付くたびに掃除をするのは面倒」「梅雨時はすぐに雨シミや黒スジができてしまう!」と悩む方も多いのではないでしょうか。
雨シミや黒スジの汚れを防ぎ、さらに清掃の手間も省ける方法が「親水性」の塗料を使うことです。
親水性の塗料が雨シミや黒スジに発揮する3つの効果やメリットを解説します。
1. 塗装面が汚れにくくなる
親水性とは撥水性と逆の性質です。撥水性が水分を弾くのに対して、親水性は水分を平面的ににじませます。
水分と一緒に異物が表面へ浮き上がるため、塗装面に雨シミや黒スジとして残りにくくなります。
2. セルフクリーニングができるので、清掃の手間が省ける
親水性によって浮き上がった異物は、雨水によって洗い流されます。
雨が降るたび汚れを落とすセルフクリーニングの機能を持っているため、都度清掃をする必要がなくきれいな塗装面を維持できます。
「忙しくてなかなか清掃ができない」という方にもおすすめです。
3. 遮熱効果も長持ちする
親水性の塗料なら雨シミや黒スジといった汚れが付かないことから、塗装面の遮熱性能も長持ちします。
屋根や外壁の機能性を保つ塗料としても、抜群の効果を発揮します。
防汚性に優れた親水性遮熱塗料「ミラクールAQクリア」で美しさも性能も長持ち!
撥水性ではなく親水性を持つ塗料を選ぶことで、嫌な雨シミや黒スジ汚れ対策ができることが分かりました。
しかし、「塗料にはたくさん種類があり、どれを選んでいいか分からない」「今まで使用していた塗料との違いが分からない」とお困りではないでしょうか。
雨シミや黒スジ汚れ対策ではじめて親水性塗料を選ぶなら「ミラクールAQクリア」をおすすめします。
ミラクールAQクリアとは
ミラクールAQクリアは、屋根等に塗るだけで建物内が涼しくなる遮熱塗料ミラクールに防汚効果を追加したシロキコーポレーションの新しい遮熱塗料です。
遮熱塗料ミラクールはもともと一般的な塗料に比べて汚れにくい設計となっていますが、「ミラクールAQクリア」は、塗装直後に生じる撥水性を、親水性に変化させる働きを付与することで従来品よりも防汚性をさらに高めました。
ミラクールAQクリアの効果
「ミラクールAQクリア」の塗膜が持つ親水性が、雨が降るたびに雨シミや黒スジの原因となる異物を浮き上がらせ、洗い流します。汚れが付着しにくいため、長期にわたりきれいな美観を保てるのが魅力です。
汚れを付着させないことで、遮熱性能を長持ちさせる効果も発揮します。「ミラクールAQクリア」を施工したエリアと未施工エリアの遮熱性能を比較したところ、施工エリアでは1年後も遮熱効果保持率96%以上の性能を発揮している結果が出ました。
↑東京都墨田区 4月 外気温 25℃でAQクリアの遮熱機能を比較したサーモ写真。
ミラクールAQクリアで効率的に暑さ対策・美観対策を
特許取得済みの「ミラクールAQクリア」(特許第6991627号、第7084082号)なら、面倒な清掃の手間やクリーニングの費用も不要で、美しい外観と優れた遮熱性能を長持ちさせます。
「遮熱塗料の新定番」として、「ミラクールAQクリア」をぜひご検討ください。
・製品リーフレット(PDFダウンロード)
https://kankyo-shiroki.com/dr/download/AQclear.pdf
・ミラクール施工事例のご紹介
https://kankyo-shiroki.com/works/commodity/miracool/